(6)雲の上にようこそ!

  たお会いできて嬉しいわ!内側も綺麗でステキな女性のあなたを、今回は青空にぽかぽか浮かぶ柔らかな雲の上にご招待しますわね。花も木々も全て地球に満ちる物は空を見上げて生きたいものです。実際、植物は正直ですから、常に空に向かいお日様を追いかけてますね。春風駘蕩で大空の太陽と雲達を楽しんでますね。
 ところで、あなたは誰かの招待を受けたり、逆に招いたりして友情の心地良さを楽しんでおられるかしら?或いは一人の時間の方が好きで読書をしてみたりして・・時を自由に刻み込んで人生を送りたいと思ってるかしら?どちらも各々の自由な選択で時間は積み重ねられていくものですね。好きなようにすればいいのです。
 でも、あなたはご自分を「寂しがりや」なんです。だから誰かが居ないとだめ!などとはならないようにね。人は誰でも基本的に一人なのです。産婦人科に行って分娩室をご覧なさいな。あんな小さな赤ん坊さえもたった一人で必死に生きて明日に命をつなごうとしていますよ。そうやってあなたも生まれてきました。生まれる時も一人なら死ぬ時だって一人です。双生児だって同じ時間に生まれても、別々の命を受け持って出てくるのですからね。ネットで知り合って心中なんて言うのも、単に視覚上!誰かが傍に居るだけで結果的には一人なんですよ。苦痛を直に受けるのは本人だけです。脳を使ってよく考えれば、すぐに分かる事なのに残念ですよね。
 ある程度必要な「自由とプライバシー」は、あなたを幸福にするのですよ。時には家族、友人、知人とのお茶の時間で楽しく、それでも時には自分一人で優雅で感動に満ちる時間を持ちましょう!対人関係に「壁」を作れ!とは言いませんが、せめて「カウンター越し」程度の間隔をおく方が『爽やかストレス』となりますし、その関係も長続きするものです。人間の精神上不可欠な自由が無くなるということは奴隷になると言う事です。人間が人間の奴隷になる害悪は人類史上明らかですね。
 健全な人は自由を求めます。そして自由には多少なりとも必ず孤独が付いて来ます。それを受け止められるからこそ、あなたの自尊心が保持され内面の幸福感が生きる意欲に繋がるのです。
 少しばかりの孤独を楽しみのうちに受け入れられる《美しく賢い脳人生》を過ごしませんか?他人任せで自分の脳を使わないで過ごす人間女性にならない為に楽しく努力しましょうね。
 他人任せとは、何でもかんでも全ての情報を鵜呑みにして操作されている脳人生のことです。例えば、今私ポピーは文章を綴っていますが・・起承転結だとか思考の原理だとか社会の既成概念やら伝統的な決められた言語表現だとかに囚われないようにしているつもりです・・・自分の中で可能な限りですが。それでも、生きてきた道のりで情報として拾った論理や思考の型で完成されてしまうのです。それに敢えて反発するでもなく個人個人の自由な発想と閃きで文章を綴ったり絵を書いたりすれば良いのです。
 が、毎度毎度新しいマスメディアなどに操作されない生活を習慣づけるには、自分の脳内で意識的に「情報のふるいわけ」をして楽しむぐらいにしましょうね。このポピーの書いている文章を始めとしてどんな本、映画、テレビドラマの情報も知識も、あなたと全く同じ脳の構造を持っている同じ人間の言葉あるいは文字なのですから・・お忘れなく!(例外として、人ではなく神からの啓示であると自ら再三述べいる世界のベストセラー聖書、その他の聖典については全く別ですよ。)
 映画やドラマの脚本家の思うまま・・あなたが同じ状況に直面した時に、映画の主人公と同じ反応をしなければならないような錯覚に陥らないようにすることです。その反応の仕方や感情が「正しく賢い」とあなたが思うなら、自由にしましょう。然し、出来るならあなたが「自分で考え自分で反応や感情を決める」のが、《美しく賢い脳人生》なのですよ。
 もともとその映画もドラマも本もあなたと同じ人間が(失礼ながら)自由勝手に作り上げました。それは脚本家や作家の脳が思考し、出来上がりました。感動するのは良いでしょう!学べるならそれも良いでしょう!でも、あなたの人生まで操作されてはなりませんね。自分で自分の思考を深め鋭くしていきましょうね。脳内で働く感覚は感情と密接ですから、感覚も正しく賢く、そして美しく研ぎましょうね。では、その訓練として「雲の上にいらっしゃい!」を飽くまで参考にどうぞ!
 いつの季節がいいかしら?あなたの好きな季節にしましょうね。そして太陽が明るくニコニコしている風のない日にしましょう。明日もきっと晴れるに違いないような午後です。雲の上の散歩など子供みたいだと思ってませんか?この子供時代の感覚を大人は何処かへ置き忘れて来たのですね。メルヘンなどと言うものは、絵本の中だけと決め付けないで下さいな。子供時代よりも深く味わいのある幸福感をお届けしますよ。
 では、あなたの体に体重はなくなったと想像しましょう。これは幽体離脱(これは複雑な脳機能が引き起こす一種の幻覚と私には思えます)ではありません。「脳の成せる想像力」を駆使したもので、幻覚でも妄想でもありません。《脳内を清潔で美しく》する為のメルヘンを作り上げます。
 そう!もうあなたはモクモクの雲の上ですよ。下界から見上げればちょっぴり穴ぼこはあるけど亀のような形をした小さな固まりです。でも、乗ってるあなたには分かるけど、幅10メートルはある大きな透けるほど白い雲なのです。先ずはふわふわっとあなたの全身が包まれます。ミクロ単位の水滴の集まりなのですが、湿っぽくなくて・・何とソフトでマイルドで優しいのでしょう。綿の様ではないのですが・・でも、やはり綿に近いでしょう。
 殆ど平らなのでしばらく歩いてみる事にしますね。クッションが効いているのですが、とても歩きやすいのです。ようし!走ってみましょうか。でも、どっかに穴ぼこがあった筈だから慎重に。目の前にも後ろにも、雲海です。飛行機からよく見る光景ですが、今は自分の足でそこに立っているのです。不思議な感覚を充分に味わいましょう。
 今度は寝転んで更に上空を見れば、もっと高いところにも棚引く雲が見えます。宇宙の存在者の一人としての自分を思い見ましょう。穴ぼこが心配なので探してチェックしておく事にしましょう。ありました!ちょっとだけ覗きましょうね。下界が見えますが怖くはありません。人の微小な立場を再確認し、さっきまで悩んでいた事があるなら、つまらないことに感じます。雲を掴んでみようかな。あれ?スルスルッと指から抜けてしまします。
 ふうん・・と考えていると足元のコットンの色が柔らかなオレンジ色になってきました。西の空を見ると夕陽が落ちる用意を始めています。さあ!落陽が編み出す「茜雲の祭典」のスタートですよ!一秒ごとに変化していく茜色の雲の上で、あなたの顔から足まで優しく包む夕焼け。さきほどの雲海はどうなってますか?黄金と茜色が交差するように輝き、そこは茜色の華麗な世界!あなたはどのような感動を受けていますか?生きていて良かった?あなたの眼はそこに釘付けになります。
 でも、東西南北周囲一帯、一秒毎の変化に付いて行かねばなりませんからぼんやりしていられません。思わず「ありがとう〜!」と叫ぶでしょうね。夕焼けのカーニバルは夕陽が沈んでも続きます。今、あなたの眼は七色のグラディーションの雲海を見ています。細長く尾を引くピンクとコバルトブルーのあちこちに雲の出っ張りの陰はグレーで、その落ち着きに感心。絵とか写真を超えた・・ある意味で生身の体験ですから、その荘厳さには謙虚な気持ちにもなるかも知れません。
 やがて紅色に変わってきた足元の雲の一部に、あなたは夕焼けのカーニバルの終了時間に気付き始めます。コバルトブルーがネイビーブルーに変わり始めています。さあ、帰りましょうか?地上にスッと降り立ちましょうね。
 こんな体験をすると明日も精一杯明るく強く生きようという気持ちになりませんか?感じ方も考え方もそれぞれ違って良いのですが、出来ればオプティミストになりましょうね。そして自分を見失わないように備わっている素晴らしい脳・ニューロンをより活発に操作してみてくださいな。
 あなたの脳の《思考と感覚》を正しい良心の伴った方向へ!と、ハンドルを調整してアクセルを踏み込めば、そこには幸福感という到着地点が待っているのです。では《美しく賢い脳人生》を!


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