(5)木々の呟きをどうぞ!

 春、木々達の多くの芽が吹き出して柔らかな黄緑色の葉っぱがちょっと恥ずかしそうにしながら陽射しのシャワーを浴びますね。新緑の季節到来です。心うきうきワクワク!不思議な感覚があなたを期待で満たし行動へと駆り立てますね。さあ〜頑張るぞ、仕事!とか新たな新学期だ、勉強を頑張ろう!だったり・・。ある人の脳内には、この季節になると「意欲と元気」をくれます。あなたもそうでしょうか?では、あなたの脳は《美しく賢く》機能しているのでしょう。地球人として正に地球に同化した生命活動をあなたは営んでおり、あなたが自覚しているか否かに関係なく幸せな人生の日々を送れるはずです。 ところが、残念ながらこの季節になるとある人達は、体調のみならず人生の手強い壁に押し潰されて自ら命を断つ人も居る。
 この違いについて、様々な要素が考えられますが一つは社会が悪い!と評して「経世済民」を求める専門家も居るわけですね。「格差社会」が益々それに追い討ちをかけていると言う訳です。あなたもそう思いますか?本人の社会的適応性が欠けているとか、経済的な悩みがあるからとか、理由は数限りなく考えられますね。それでも、専門の医師でもないこのポピー如きが思考するのですが・・結局、自ら命を断つ人はもはや脳の機能がかなり低下していて《思考と感覚》の鋭さを失ってしまったのでは?と判断します。セルフコントロール不能状態に陥らないようにしないといけませんね。
 たった一本の歯を抜いただけで脳細胞が一部死滅し(その歯をコントロールしていた部分)海馬の記憶にまで影響を与えるそうなので、脳内への物理的な用心も大切のようです。昨日、抜歯して来たばかりの私ポピーは今日は少しボーッとしますから、この医学上の事実もあながち・・脅しではないかも知れませんわね。《美しく賢い脳人生》を過ごしたいあなたも気をつけましょうね。
 では、あなたの思考と感覚を研いで、格差社会などという環境や条件や他の人によってあなたの内側の幸福感は決して損なわれないと言う真実を、見失わないで下さいな。お金がなくなった、もう終わり!仕事を失った、もうやっていけない!人に親切にされた、嬉しい!人に褒められた、元気が出た!嫌な顔された、死にたい!悪口言われた、憎い!こんな当たり前の感情を否定しませんが・・・深く論理的にもう一度考えてみてください。あなたの人生の全てが社会環境や条件や他人の言動で操られていいのでしょうか。女性は感情的なのだから・・などという甘えに乗じて自らの自尊心を捨ててはなりませんね。
 自分で考えましょう!もうやっていけない!嬉しい!死にたい!の、その後が重要なのですよ。《美しく賢い脳人生》を歩む女性は、『敬天愛人』を実行しますが、他のどんな人にも自分の人生を委ねません。精神的に自立しており自らの人生のあり方を自らで選択し決定し責任を持って歩みます。親切を行なう時には義務感ではなく・・そうしたいから行ないます。自分の中に常に平和な心を安置させているので、社会環境や他人のせいで動揺しませんし、それらに責任転嫁もしません。
 あたかも、豊かに水を湛えた深い湖のようですから、石が投げ入れられても静かに呑み込む・・問題にも冷静に対応するのです。波は勿論、漣など生じません。つまり、心を騒がせないのです。全てを微笑んで甘受できます。そして自らを平安に保つのです。
 なかなかそんな事・・尋常じゃない!と思われるあなた。感覚の用い方の方向をくだらない無益な問題や汚染された感情に翻弄されるのではなくて、ちょっと進路変更しませんか。《美しく賢い脳人生》で楽しい興味深い《思考と感覚の訓練》をして見ましょうか!訓練すればなれるのですよ。訓練の際に擬人法を用いますが、そこにほんの少しだけ、《想像力》を加えればいいのです。今日は、「樹木社会」に出かけましょう!「格差」はあるのかしら?知りたいですね。
 さあ、緑の森に着きましたよ!あなたは足を一歩踏み入れ雑木林の木立の中に居ます。ザーッという風の音に混じって木々の囁きの声が聞こえてきました。あなたも耳を澄ましましょう。花粉症でも聞けますよ。思考まで花粉症でなければね。ほら!杉、松、楢(なら)、樫(かし)、欅(けやき)、ひば、カヤ、桂、檜(ひのき)もいます。あなたはどの樹でも選べますよ。大きく立派な檜(ひのき)にしますか?では彼に「木立社会にも格差があるのか」と聞きましょうね。囁いていただきましょう!あら?他の木々もどんどん参加してくるみたいですよ。楽しみましょうか。
 檜君が答えますよ。「格差?あるに決まってるよ。日本の人間社会の格差など問題にならないよ」杉君が向かい側から口を挟みます。ちょっと強気ですよ。「そうだそうだ。人間の君だって、もう杉の僕じゃなくて檜君を選んで差別したじゃないか」。
 ちょっとばかり杉君のコンプレックスから来る誤解のようですね。もう、こちらは何も語らない方が良さそうです。黙って聴くことにしましょうか。彼らは囁きます。「僕達はこれからもっと大きくなって立派な木材になるのさ。皆、それが人生じゃなくって樹生涯の本当のスタートなんだ」「樹として大切に扱われる生涯を送れるか、卑しい生涯になるかが決められていくのでね」。
 木立社会にそんな事があるのでしょうかね、フッフッ面白いですね。・・そして樫の木です。「暗黙の決まりがあってね、上流階級が1位とすれば下流の7位まであるから」。今度は松が囁きます「檜君は常に3位を保つ事が多くていいな」「人間社会でヒノキ風呂が流行ってくれてるお陰だよ」「浴槽は扱われ度第3位なんで、いい樹生涯になるのさ」「建築された家の大黒柱になれば、次の第4位にはなれるさ」「5位は家のフロアーや柱などの素材だからね」「家具になれれば、まずまずの第6位だな」「なりたくないのはトイレの床さ。臭いし馬鹿にされるんだ」。
 なるほどなるほど、ステータスが分かってきましたね。でも、第1位と2位のいわゆるセレブ級が・・何でしょうね。寡黙のままで続きを聞きましょうか。「トイレの床にされて人間に尿をかけられて7位でも、同じ僕がスーパー級の第1位ってことも同時にあるから樹生涯は最後まで分からないぜ」。えっ?どういうことかしら。「いや、君はせいぜい第2位ぐらいと7位のミックスさ」「僕が2位のお守り止まりだと言うのかい。だったら、見ててくれよ!きっと第1位になれるようにやって見せるさ」「第1位の位牌になった君がトイレの床で臭い7位じゃ、僕達の社会では大目に見ても総合第6位止まりだからなあ」。
 ははあ〜!どうやら、第1位は死者の位牌のようです。そして第2位はお守りの札なんですって。大切にされますね。なるほど納得です。あら、何やら彼らが怒り出してますよ。「僕の材質のせいじゃないのに・・がっかりだよ。人間が矛盾してるんだよ」「うん、確かにね。同じ木材なのにトイレの床にしておいて、きれっぱしを位牌や守り札にして僕達を拝むんだからさ。扱い方に僕らはムチャクチャ変な気分さ」」。
 まあ!そう言えば・・確かに非論理的です・・ね。「僕らに霊力が宿ることにしてるよね。僕が呼吸をし続けてるだけなのにさ」「人間の愚かさを今更言ってもどうしようもないだろう。昔から日本ではそうなんだから」「もっと論理的に考えて欲しいよ。僕達樹木の気持ちもさ」「無理無理!あきらめなよ。どうせ、気付くわけもないよ。深く考える人間が居ないのさ」「それより、僕は考えたんだが・・木立社会に格差が出来たのは、そんな矛盾と無知に気付きもしない人間達の恥知らずな使い分けのせいなんだよ。僕達自身がそれに支配されてるんだぜ」。
 おやおや!人間を評価し始めましたよ。「僕もそう思うよ。影響受けて動揺させられている僕達が確りしなきゃならないんだよ。僕達仲間の生き方を観察して自分と比較しなくていいんだよ。自分は自分の生き方に集中して生涯を送ればね。騒ぐ事がおかしいぜ」「そうだそうだ。気にしないでゴーイングマイウェイさ」「そうだそうだ!」。
 どうやら、話はまとまったようです。樹木達は満足げに空を見上げて太陽に向かって背伸びしてます。木立社会の格差問題はこうして片付きました。
 あなたはどう考えますか?あなたの思考と感覚はシャープになってきましたか?しかも楽しく微笑みのうちに!この社会の中での、格差、不合理さ、矛盾点、沢山ありますが、あなたはその被害者になる必要はないのですよ。自分で思考力を働かせましょうね。これまでの自らの間違いは謙虚に認めつつも自滅的な思考に落ち込むことなく《美しく賢い脳人生》を静やかに、内側から優雅にお過ごしくださいね。
 幸福はあなたの考え方にあるのですから《思考の仕方と感覚の使い道の訓練》を忘れずに!そしてポピーの世界へまたどうぞ!

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