17章 今より10倍幸せになる方法・・今を大切に!

 夏秋冬、あなたが日々あれこれ忙しく生きてる間も絶え間なく子孫を残そうと命の限りを尽くして咲いている足元の草花達・・・そう、明日に命をつなぐ為に。
 美しく華やかな一年草・・・冬の太陽の落とし子である黄色いパンジー、春空を映すつぶらな瞳の青いネモフィラ、燃え盛る夏の親友で炎のような赤いサフィニア。
これらは種子を結ぼうとお日様に向かって力いっぱい生きてます。「実らねば・・実らねば」と(1)〈渇水に耐え〉(2)〈嵐に負けず〉(3)〈人間の手で摘まれても摘まれても〉「・・ならば、この方法で新たに芽生えよう〜」として脇芽をどんどん出しては実種を結ぼうとしていますね。
 彼女達には「たとえ、今夜枯れても明日生きるために今この瞬間を精一杯生き抜こう。だって何千年も何億年もつながれてきた命だもの」という覚悟が見られます。
命がけの美しさを鑑賞する私達は、そこから何を学びましょうか? 一年草は、あなたにメッセージを送ってませんか?『自分の命を明日につなぐ為に、今この瞬間を賢く生きませんか』と。
 彼女達は、過去にこだわりません。そんな自縛から完全に自由なのです。昨日の花ビラはあんなに美しかったのに・・とか、もっと上手に形良く咲かせるべきだった・・などとも当然考えることもしません。
 彼女達にとって、それは貴重な時間を無駄にするだけで文字通り「実」を結ぶことには無関係だからです。教訓は得ても(だから同じ失敗は繰り返さないけど)今が大切な時間なのです。今を除いたら、いつ種子を膨らませることができるでしょう。
現在この一秒一秒が勝負なのです。朝から晩までこの季節のお日様と雨を戴かなければなりませんから。
 〈渇水〉?であれば「知恵」を持っている彼女達は根を地下の奥へ奥へ真っ直ぐに伸ばし、水分を吸収します。何もしないで、じっと我慢しているのではありませんよ。見えない所での努力に拍手!です。
 花は言います。「そんな我慢は駄目よ。人に見えない所で知恵を働かせて努力しなくちゃ〜」と。なぜなら、今をあきらめてはならないからですよね。そうする事が「我慢」ではなく「耐える」という行為です。本当の「耐える」を学びましょうね。そうして今日を明るく生きぬくのです。そう、環境の悪さという外側に思いを向けるのではなく、自分自身の中に思いを向けて論理的な思考と知性の力を引き出しましょう。現実を受け入れながらも平和な考え方で自分を守り、生きてることに感謝し微笑むのです。
 そうするならば、ほら!あなたの奥深い心の底から泉が湧いて来て、あなた自身を活気付けてくれますよ。すると、どんな環境にいても探せば良いところがある事に気がつきます。環境と自分自身のマイナス思考という呪縛から解かれる瞬間です。
 やがて素晴らしい考えが浮かんできて柔らかになったあなたの心に良い知恵が頭をもたげます。さあ、その知恵に従って進みましょう。見上げれば、ほら!太陽はいつでもあなたについて来ています。雲に隠れて見えずとも必ずあなたの上で輝いている事に間違いはないのです。確信を持ちましょうね。
 次は〈嵐〉の時について考えましょう!

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